こんな方におすすめ
- NFTに興味あるけど将来性がわからず不安
- NFT企業でどんな仕事ができるのか知りたい
NFTが高額で売買されたり事業参入したりしたニュースを見るとNFT企業に興味が出てきますよね。
ただ、まだ一般的ではなく転職して良いか不安になると思います。
中には、転職をしようとして家族や友人に相談したところ反対された人がいるかもしれません。
アメリカの「Yuga Labs(ユガ・ラボ)」は、2021年上半期の売上が25億ドルとなっています。
また2022年3月に、ベンチャーキャピタルのアンドリーセン・ホロウィッツから4億5,000万ドル(600億円以上)を資金調達しています。
このように注目されている事業のひとつです。
ただし、日本のNFT市場は規模が小さく海外とは異なる特性があるため、きちんと国内のNFT市場について理解する必要があります。

この記事で分かること
- NFT事業は将来性がある
- パブリックブロックチェーンのNFTを扱っている企業を選ぶ
- マーケティング力があるかどうかを見極めることが重要
- まずはNFT購入をしてみよう!
NFT企業への転職をおすすめするメリット
- ランニングコストが低いビジネスモデル
- 海外では人材流出が始まっている
- 市場規模が大きい【グローバル市場】
- NFT人材が少ない【先行者優位】
ランニングコストが低いビジネスモデル
NFTはデジタルデータなので、初期費用をかければランニングコスト(維持費用)は最低限におさえることができます。
NFTは転売することが可能で、転売時にはじめの出品者へロイヤリティ収入が入ります。
そのため、自分が管理していなくても転売益で収入を上げることができるのです。
もちろんマーケティング戦略やNFT活用するあたらしい施策は需要を高めるために必要ですが、デジタルデータを管理する費用は一切かかりませんね。
海外では人材流出が始まっている
NFT技術はブロックチェーン企業や暗号通貨企業も注目しており、あたらしい部門や事業の立ち上げをおこなっています。
そのポジションへの人材流出が海外では、すでにはじまっていますよ。
先端技術に注目されていますし、ランニングコストが少なく
市場規模が大きい【グローバル市場】
NFTの売買は国境は関係なくおこなわれています。
たとえば、オンラインショッピングで買い物をしようとすると、海外サイトは表示されませんでしたよね。
また、購入するときには「円からドルへの換金」なども必要でした。
ですが、NFTは共通プラットフォームで共通通貨(暗号通貨)で売買がおこなわれています。
実際に、日本の個人のアーティスト作品が海外コレクターに100万円以上で購入されたケースもありますよ。
NFT人材が少ない【先行者優位】
NFTという言葉を最近に知った人が多いのではないでしょうか。
まだ日本でNFTを購入したことがある人は少なく、知識がある人材は希少と言われています。
そのため、未経験であってもNFT業界で活躍するチャンスがあります。
初期から参入することで権威性を高められますし、数年後には入社できないような企業で活躍もできますよ。
たとえばGoogleの入社は、創業当初に比べると今はハードルがとても高いことが似ている例ですね。
NFT参入企業の事業内容・仕事内容
では、NFT参入企業はどのような事業・サービスを展開しているのでしょうか。
ここでは、代表的な4つの事業について紹介します。
NFT関連事業
- マーケットプレイスの開発
- NFTコレクション制作・販売
- NFTゲームの開発
- NFT導入コンサルティング支援
マーケットプレイスの開発
NFTはデジタルデータなので、インターネット上にサイトが必要になります。
この販売サイトは「マーケットプレイス」と言われており、販売サイトの開発・運用はNFT事業のひとつです。
運営しているマーケットプレイスでNFTの売買が成立すると、一部が手数料収入として得られます。
NFTコレクション制作・販売
NFTそのものを制作して販売することもNFT事業ですよね。
制作するコレクションにはこのようなものがありますよ。
- デジタルアート
- メタバースファッション
デジタルアート
デジタルアートは、その名前のとおりです。
たとえば、株式会社バケットは「CryptoNinja Partners」というNFTコレクションを販売し、1ヶ月で流通総額1.8億円を記録しています。
メタバースファッション
実はNFTとメタバースは密接にかかわると言われています。
メタバースによってはブロックチェーン上につくられるものもあり、その場合はアイテムやファッションをNFT化することができます。
そのため、有名ブランド企業はメタバースファッションに参入していますよ。
たとえば、アディダスやナイキ、GUCCIなどはすでにメタバース世界で着用できるNFTを販売していますね。
NFTゲームの開発
ブロックチェーンゲームもNFT事業のひとつです。
ゲーム上のキャラクターやアイテムがNFT化されています。
そのため、自分がレベルアップしたNFTキャラクターを転売したり、NFTレアアイテムを転売したりして稼ぐことができるのです。
もちろん、そのときに利益を得ることもできます。
NFT導入コンサルティング支援
NFTはあたらしいため、企業が成功ノウハウを持っていません。
そのため、すでにNFTプロジェクトで成功している企業はコンサルティングをおこなっています。
ただし、成功しているプロジェクトがまだ多くないため、コンサルティングをおこなっている企業はまだ少ないですね。
海外NFT企業
海外NFT企業
- OpenSea
- Sky Mavis
- Yuga Labs
- Magic Eden
- Dapper Labs
- RTFKT
- CHIRU LABS
OpenSea(オープンシー)
OpenSea(オープンシー)は、世界最大のNFTマーケットプレイスです。
イーサリアムとPolygon、SolanaブロックチェーンのNFT売買をすることができますよ。
Sky Mavis(スカイメイビス)
最も有名なNFT・ブロックチェーンゲームである「Axie Infinity(アクシー・インフィニティ)」を運営している企業がSky Mavisです。
ローニンチェーンという独自ブロックチェーン上にあるゲームで、「Play to Earn」を実現していますよ。
実際に、アフリカではAxie Infinityで生計を立てている人もいます。
Yuga Labs(ユガラボ)
Yuga Labs(ユガラボ)は、最も人気の猿のNFTコレクション「Bored Ape Yacht Club(BAYC:ベイシー)」を運営している企業です。
他にも「Crypto Punks」や「Meebits」などの有名NFTコレクションの知的財産権を取得していますよ。
Magic Eden(マジックエデン)
SolanaブロックチェーンのNFTマーケットプレイスです。
SonalaブロックチェーンのNFT取引の90%がMagic Edenが占めていますよ。
Dapper Labs(ダッパーラボ)
FlowブロックチェーンでNFTトレーディングカード「NBA Top Shot」を展開しているのがダッパーラボです。
RTFKT(アーティファクト)
アーティファクトはNFTファッションに取り組んでいるNIKEのグループ会社です。
有名なNFTコレクションには、日本のアーティスト村上隆とコラボした「CLONE X」があります。
CHIRU LABS(チルラボ)
Chiru Labsはアニメ系NFT「Azuki」のコレクション展開をしている企業です。
メタバース最大の分散型ブランドを創ることをビジョンに掲げてコレクション展開をおこなっていますよ。
コレクションAzukiは、10,000個限定のコレクションで最高額は420.7ETHで取引もされています。
国内NFT企業
国内NFT企業
- 株式会社HashPort・palette
- SBINFT株式会社
- コインチェック株式会社
- double jump.tokyo株式会社
- 楽天グループ株式会社
- LINE株式会社
- 株式会社FiNANCiE
株式会社HashPalette(ハッシュパレット)
ハッシュパレットは、ブロックチェーン領域のコンサルティングとシステム開発をおこなうHashportの子会社です。
NFT特化のブロックチェーン「Palette(パレット)」にてマンガやアニメ、スポーツ、音楽などのNFT販売をおこなっています。
SBINFT株式会社
「Go Base」というブロックチェーンプラットフォームで、NFTマーケットプレイス「SBINFT Market」を運営しています。
このプラットフォームは「nanakusa」というマーケットプレイスを買収し理ブランディングされたプラットフォームですよ。
コインチェック株式会社
暗号通貨取引所のコインチェックは、NFT販売もおこなっています。
世界で取引されているイーサリアムブロックチェーン上のNFTを、かんたんに購入することができますよ。
double jump.tokyo株式会社
double jump.tokyoは、「My Crypto Heros」などブロックチェーンゲームを展開している企業です。
他にも「ブレイブ フロンティア」や「マイクリプトサーガ」なども事業展開をしています。
楽天グループ株式会社
楽天グループは、NFTマーケットプレイス「Rakuten NFT」を提供しています。
楽天独自のブロックチェーンでNFT販売をおこなっています。
売買には「楽天ポイント」が利用できるので、気軽に使えるサービスですよ。
LINE株式会社
LINE NFTはNFTマーケットプレイスで、すでに100種類以上のコレクションを取り扱っていますよ。
LINEも楽天と同様に、プライベートブロックチェーンでNFTの発行・販売をおこなっていますね。
株式会社FiNANCiE
FiNANCiE(フィナンシェ)は、NFTを活用したクラウドファンディング事業などを展開しているWeb3カンパニーです。
NFT企業へ転職するためにすべきこと
- 暗号通貨を購入する
- NFTを購入する
- NFTコミュニティへ参加する
暗号通貨を購入する
NFTを購入するためには、イーサリアムという暗号通貨が必要です。
そのため、まずはNFT業界を支えている暗号通貨について触れておくことが大切です。
いつでも購入できるように、まずは少額でも購入しておきましょう。
NFTを購入する
NFTを購入しなければ、面白さが分からないですよね。
また、将来的にはNFTの購入履歴が見られるウォレットの提示が求められる可能性もあります。
1日でも早くNFT購入してみることがおすすめですよ。
NFTコミュニティへ参加する
NFTに注目している人は、なぜ注目しているのかイメージがまだ湧いないかもしれません。
その悩みを払拭するためには、まずコミュニティに参加してみることがおすすめです。
実際に参加することで、NFTの魅力に気づくことができますよ。
まとめ
まとめ
- NFT事業は将来性がある
- パブリックブロックチェーンのNFTを扱っている企業を選ぶ
- マーケティング力があるかどうかを見極めることが重要
- まずはNFT購入をしてみよう!