こんな方におすすめ
- 職業訓練のWebデザイナーの評判が悪く不安
- 職業訓練とスクールどちらに通うか悩む
- 職業訓練のWebデザイナーやめとけと言われる理由が知りたい
たしかに、スクールと職業訓練校の違いは説明される機会がなく不安になりますよね。
結論からお伝えすると、職業訓練校は給料をもらって受講ができるため、収入面ではメリットがあります。
しかし、専門性をつけて将来的に年収を上げたいと考えている人にとってはデメリットに感じるかもしれないため注意が必要です。
ここではキャリア相談実績100名以上のキャリアコンサルタントなべけんが、職業訓練のWebデザイナー講座はやめとけと言われる理由を解説します。
この記事で分かること
- 職業訓練は給料をもらいながら受講できるメリットあり
- しかし専門性を身につけて転職するハードルは高い
- まずはスクールの無料体験で向いてるか相談がおすすめ
職業訓練のWebデザイナーやめとけと言われる理由7選
職業訓練やめとけ7つの理由
- 講師が現役で活躍してる人ではない
- 授業内容が難しいという声がある
- 授業内容が実践向きではない
- Webデザイナー転職できる保証がない
- Webデザイナーは経験重視のため
- Webデザイナーの将来性がない
- モチベーションが低い人が多い
講師が現役で活躍してる人ではない
職業訓練校の講師は現役Webデザイナーではない場合が多く、教えている技術や知識が古いこともあります。
Webデザインの技術は日々進化しており、そのような状況の中で古い知識を学んでも、就職の際にアピールできません。
自分で最新の技術やトレンドを勉強する努力も必要です。
授業内容が難しいという声がある
職業訓練校のWebデザイン科の授業内容は「難しくてついていけない」という声が多い傾向にあります。
主な理由は次の3つです。
- コースを受講する人の大半がWebデザイン初心者
- 詰め込み型の授業なのでテンポが早い
- 3カ月ほどの短い期間で、初心者には難しいホームページ用の言語まで学習する
卒業までに、ひとりでWebサイトを作れるようになるカリキュラムが組まれており、授業のスピードも早いためついていけず、途中でやめる人もいます。
そもそも、パソコンが使えるという前提で進められるため、パソコン操作そのものに自信がない人には向いていません。
授業内容が実践向きではない
一般的に、職業訓練のWebデザインコースは授業の質が高くありません。
訓練期間が短い上、受講者のほとんどが未経験なので、どうしても基礎学習が多くなります。
そのため、現場で必要とされる対応力が身につくまでの内容を学ぶことができないためです。
訓練期間だけでは就職するのに十分なスキルを習得したり、資格をとったりするのは難しく、自分でも勉強する必要があります。
Webデザイナー転職できる保証がない
職業訓練のWebデザイナーコースを受講したからといって、必ずWebデザイナーに就職できる保証はありません。
職業訓練では基礎知識しか身につかないため、企業が求める実践レベルに達していないことが多く、スキル面で差別化がしづらくなります。
職業訓練を受講しても実務経験がつくわけではないので、就職できる確率が少し上がる程度だと考えましょう。
Webデザイナーは経験重視のため
Webデザイナーは技術力が必要となり即戦力重視のため、全く実務経験がない人の転職は厳しくなります。
職業訓練で学べる「Photoshop」「illustrator」「Dreamweaver」などのソフトウェアの知識や操作ができるだけでは、正直不十分です。
実務経験のない人を1から育てるには時間とコストがかかってしまうため、Webデザイナー未経験の方は、なかなか採用されにくいのが現状です。
Webデザイナーの将来性がない
Webデザイナーは、次のような理由で将来性が不安視されています。
- Webデザイナーが増加したことによるWebデザイナー間での競争激化。
- Webデザインのスキルがなくても利用できるツールなどの開発。
- 将来はAIによるWebデザイン制作が可能になる。
以前は、Webデザイン用のソフトウェアは高価で、使用するには専門的な知識が必要でした。
しかし、現在は無料で利用できるソフトウェアやサービスも増えており、簡単にWebデザインが制作できるようになりました。
そのため、個人事業主や小規模店舗などは、Webデザイナーに依頼せず自分で作る人も珍しくありません。
今後は、より専門的な知識や高度な技術をもったWebデザイナーにならなければ、需要が少なくなることが予想されます。
モチベーションが低い人が多い
職業訓練は、失業保険をもらいながら受講することができます。
お金を払って学ぶWebデザインスクールなどに比べ、学習意欲が低い人もおり、中には、失業保険を延期してもらいたいだけの人もいます。
このような環境の中では、受講者同士で士気を高め合うことが難しく、モチベーションを保てなくなることがあります。
意識が低い人たちの雰囲気に飲まれないように、注意が必要です。
Webデザイナーについて詳しく知りた人は【Webデザイナーは後悔すると言われる実態】をチェックしましょう。
職業訓練Webデザインコースに参加するメリット
メリット
- 給料をもらって受講できる
- 面接練習サポートがある
- Webデザイナー就職した実績がある
給料をもらって受講できる
職業訓練は、平日の朝から夕方までカリキュラムが組まれています。
そのため、訓練を受けながら働くことが難しく、職業訓練受講中は所得補償として失業手当や職業訓練手当が支給されます。
支給される金額は以下のとおりです。
・失業手当:離職前の給与の50%〜80%程度(上限と下限あり)
・職業訓練受講手当:月額10万円
それぞれ支給には条件がありますので、注意が必要です。
詳しくはハローワークに確認しましょう。
面接練習サポートがある
技術は取得したけど面接が不安という人もいると思います。
そのような場合でも、職業訓練校では面接の練習も行ってもらえるので安心です。
その他にも、職業紹介や応募書類の作成サポートなど、さまざまな就職支援を受けることができますよ。
これらのサービスは、職業訓練開始前でも終了後でもいつでも利用することが可能です。
就職が決まるまで利用できるのはうれしいですね。
Webデザイナー就職した実績がある
職業訓練校では職業紹介も行っており、過去にWebデザイナーとして卒業生が就職した実績があるので、企業からの求人も来やすくなります。
できるだけ早く就職するためにも、貼り出される求人一覧には頻繁に目を通しておきましょう。
Webデザイナーは、人気のある職業で競争率も高いので、転職サイトなどもチェックして、より多くの企業にアプローチをかけるのも有効ですよ。
Webデザイナーになるためにすべきこと5選【職業訓練はやめとけ】
5つのポイント
- 無料体験に参加して適職か判断する
- Webデザイナーの実務経験を積む
- ポートフォリオをつくる
- 20代は転職エージェントを利用する
- 30代は派遣で仕事紹介を受ける
無料体験に参加して適職か判断する
Webデザイナーになるために、スクールを検討している人もいると思います。
しかし、本当にWebデザイナーが自分にあっているかは、やってみないとわからないですよね。
そのような時は、Webデザインスクールの無料体験がおすすめです。
無料体験では、実際におこなわれている授業に参加できますよ。
マンツーマンで体験させてくれるスクールや、他の受講生と一緒に体験させてくれるスクールもあります。
オンライン体験の場合も多く、パソコンさえあればいつでもどこでも参加可能です。
テキストや教材を購入する必要もなく、完全無料なのでうれしいですね。
Webデザイナーの実務経験を積む
未経験の方がWebデザイナーとして就職するには、実務経験が重視されます。
そのため、まずはアルバイトや派遣などで、どこかの会社でWebデザインの実務経験を積んだ上で、他の会社に就職することも視野に入れましょう。
ポートフォリオをつくる
ポートフォリオとは、あなたの作品集です。
履歴書や職務経歴書からは読み取れないWebデザイナーとしてのスキルを伝えるもので、
採用担当者が一番見たいのは、自己紹介よりもこの制作実績です。
とはいえ、初心者なのでポートフォリオに載せる作品がない人も多いですよね。
スクールの課題で作った作品や、個人の趣味で作ったデザインでも立派な自分の制作物になりますよ。
実務未経験であっても、これまで学んできたデザインスキルを伝えるためにポートフォリオの作成をしておきましょう。
20代は転職エージェントを利用する
Webデザイナーの正社員求人は、未経験からでもOKという求人もありますが、「年齢が若いこと」という条件がついている場合が多くあります。
年齢が若ければ、Web制作会社に就職できる可能性は十分にあります。
知識や技術がなかったとしても、若ければ「育てて戦力にする」という考えを持っている企業もあるからです。
転職エージェントには、未経験でも応募可能なWeb制作会社の求人があります。
自分で探すよりも効率よく探せる上、担当のアドバイザーが間に入ってくれるので、安心して応募ができますよ。
30代は派遣で仕事紹介を受ける
30代以降になると、未経験で正社員としてWebデザイナーに転職することは難しくなります。
しかし、派遣であれば期間の定めがあるため「お試しで雇ってみよう」という企業も少なくありません。
正社員に比べると、ハードルは低くなりますのでWebデザイナーとして働き、経験を積むことができますよ。
未経験の人にとっては、実際にWeb業界に入ってからのギャップを感じる不安もあるのではないでしょうか。
自分にあっているかを見極めるためにも、派遣としてWebデザイナーの仕事をすることはおすすめです。
職業訓練のWebデザイナーやめとけと言われる実態まとめ
まとめ
- 職業訓練は給料をもらいながら受講できるメリットあり
- しかし専門性を身につけて転職するハードルは高い
- まずはスクールの無料体験で向いてるか相談がおすすめ