職業訓練校のプログラミング・IT系は無駄?意味ない理由とは

職業訓練校のプログラミングやIT系講座は無駄という評判もあり気になりますよね。

結論、プログラミングの学習目的によっては無駄なるため注意が必要です。

プログラミングスクールよりサポートやカリキュラムが薄いため、転職にはつながりにくいです。

そのため、デメリットを受け入れられるか判断するのが重要です。

キャリアコンサルタントが解説します
なべけん
なべけん
なべけん

田邉健(なべけん)

新卒でスタッフサービスへ入社。ジョブコーディネーター・無期雇用派遣担当として1,231名の雇用創出。国家資格キャリアコンサルタント有資格者でキャリア支援実績112名。現在は、フリーのキャリアカウンセラー・Webマーケター。

【職業訓練校 IT系は意味ない】職業訓練(ハロートレーニング)とは

公共職業訓練 求職者支援訓練
対象者 失業保険を受給している人 失業保険を受給できない人
受講費用 無料(テキスト代は除く) 無料(テキスト代は除く)
受けられる手当 通所手当
失業保険の延長
通所手当
職業訓練受講手当
寄宿手当
訓練期間 3ヶ月〜2年間 2〜6ヶ月間
参考:厚生労働省『ハロートレーニングを上手に活用して就職やスキルアップにつなげよう!』

【職業訓練校 IT系は意味ない】主な種類

プログラミング

プログラミングコースは、訓練期間が平均3ヶ月から6ヶ月で学科と実技の2科目を学ぶことができます。

  • 学科:プログラミングに関する基礎知識などを習得(10〜30%ほど)
  • 実技:システム設計などのプログラミングスキルを習得(70〜90%ほど)

プログラミングコースには、様々な学習科目があり、このようなコースに分かれて学習を進めることができます。

  • セキュリティエンジニア
  • Javaプログラミング
  • ITビジネスエキスパート
  • サーバー・ネットワーク
  • AWS・クラウドエンジニア

意味がないと言われる理由が気になる人は【職業訓練校が無駄と言われるデメリット】へ読み進めましょう。

Web制作コース

プログラミングだけでなく、ウェブサイトの知識を身に付けるための職業訓練もありますよ。

最終的に自分1人でウェブサイトを作るまでがカリキュラムに組み込まれており、このような仕事に就職できるコースです。

  • Webクリエイター
  • Webデザイナー
  • Webプロデューサー
  • Webディレクター
  • Webエンジニア

参考:厚生労働省「デザイン分野の職業訓練(求職者支援訓練)を受講しませんか」

参考:東京労働局 求職者支援訓練 募集中・募集予定コース

【職業訓練のプログラミング無駄】デメリット

生活水準が低くなる

職業訓練は週5日受講しなければならないカリキュラムです。

そして週5日は午前8時から午後17時までの9時間が拘束されるスケジュールとなっています。

失業保険の受給が受けられる人であっても、長期間手当だけで生活することが困難です。

また技能取得手当については日額が500円と設定されています。

そのため生活水準が低くなってしまう人が多いため注意が必要です。

参考:ハローワーク インターネットサービス

学ぶ人のモチベーションが低い

職業訓練校は、よくも悪くも無料で受講することができます。

学ぶモチベーションが高い人は、身銭を切って、プログラミングスクールに通いますよね。

職業訓練校は無料なので、モチベーションが低い人も受講することもデメリットです。

もちろん全員がモチベーションが低いわけではありません

しかし一緒に勉強するメンバーによって、モチベーションが左右されてしまうことがデメリットですね。

転職の成功が保証されていない

職業訓練校は、技能取得が目的のため、転職の保証はされていません。

そのため長期間低い生活水準で、プログラミングやIT系の知識を学んだとしても、仕事に生かせないこともあるのです

転職市場においては、実務経験が求められます。

職業訓練校に通っていた期間がブランクとみなされてしまい、転職に不利になってしまうこともありますよ。

スキルを習得して、転職したいと考えている人は、プログラミングスクールやデザイン、スクールなどを検討することがお勧めです。

ブラック企業を紹介される可能性がある

職業訓練校は、転職の保証はしていないものの、仕事紹介を受けることができます。

ただし紹介される企業は、幅広く中には条件が悪いいわゆるブラック企業の紹介を受ける可能性もあります。

応募倍率が他コースより高い

プログラマーやウェブデザイナーは、市場価値が高く、他の口座に比べると倍率が高いです。

そのため、希望をしたとしても、コースを受講できないこともあるので注意しましょう。

実際に東京都の職業訓練の応募状況を紹介すると、このようになっています。

科目名 応募倍率
システム開発エンジニア養成科 4.13
WEBデザイン科 3.29
オフィス操作マスター科 1.96
参考:東京都TOKYOはたらくネット『令和4年度5月入学生応募状況』

どの仕事をするにも欠かせない「オフィス操作マスター科」 も倍率が高く約2倍ですが、システム開発系とWEBデザイン系はより高い倍率になっていますね。

とりあえずプログラミングが学べればいいと思っていませんか?

たしかに、プログラミングができれば年収アップや手に職がつけやすいです。

しかし、大切なのは「転職で評価される学習ができるかどうか」です。

基礎だけを学んでも、時間の無駄になりブランクで年収ダウンになりかねません。

つまり、プログラミングスクールにお金をかけた方が、生涯年収が上がるメリットがあるのです。

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【職業訓練のプログラミング無駄】メリット

無料で学べる

すでに説明した通り、職業訓練校はテキスト代を除いて無料で受講することができますよ。

専門的なスキルを自分1人で学ぶハードルは高いですが、誰かから教えてもらえることもメリットですね。

※ただし、働いている人・学卒者は有料で受講

お金をもらって学べる可能性がある

職業訓練校は、無料で受講できるだけでなく、給付金をもらいながら受講することができます

公共職業訓練(失業保険を受給している人)

基本手当+受講手当(500円/日)+通所手当+寄宿手当

求職者支援訓練(失業保険を受給できない人)

受講手当(月10万円)+通所手当+寄宿手当

参考:厚生労働省『ハロートレーニング(公共職業訓練・求職者支援訓練)の全体像』

自宅でプログラミングが学べる

職業訓練校のコースによっては、オンラインで受講できるコースもあります。

そのため自宅にいながらコースの受講することができますよ。

朝が8時からのコースなどもありますが、オンラインで受講できるので、通学時間も無駄にせず、勉強することができますね

他にもメリットデメリットを知りたい人は【IT系の職業訓練校でエンジニア就職を目指すメリット・デメリットとは?(2024年版)|プログラマカレッジ】をチェックしましょう。

【職業訓練校 IT系は意味ない】結論、おすすめではない

メリットだけに着目すると、職業訓練校のプログラミングやIT系のコースは魅力的に感じますよね。

しかし結論からお伝えすると、 職業訓練校のIT系コースやプログラミングコースはオススメではありません。

主にこの3つの理由があるため、職業訓練以外の方法で学ことをお勧めしています。

講師が現役ではない

IT系は、変化が激しく、常に新しい技術を取り入れて、仕事をすることが求められます。

そのため現役のエンジニアとして活躍している人から教わることが必要です

しかし、職業訓練校の講師は、現役で活躍しているエンジニアではありません

そのため実務で必要とされるような技術を学ぶことができないのです。

実務経験なしでは転職できない

IT間やエンジニアなどの仕事は、実務経験が求められます。

確かに20代や30代前半であれば、実務経験がなくても、知識があれば就職できる可能性があります

しかし30代半ば以降になると求められるスキルのハードルが上がり、実務経験がないと書類選考で落ちてしまう可能性が高くなります。

職業訓練校では、副業やフリーランスなどの案件紹介を行っていないため、実務経験を積むことができません。

そのため知識はつくものの、転職で有利になる経験を積まないことがオススメではない理由となります。

プロの就職支援がない

未経験から転職をするためには、プログラミングスキルだけではなく、転職のノーハウもプロから教わることが必要です。

しかし、職業訓練校は、仕事紹介のプロが常駐しているわけではありません

確かに、キャリアコンサルタントからの支援を受けることができますが、キャリアコンサルタントはキャリアの専門家なので、仕事紹介のプロではないことがほとんどです。

そのため実務がないことだけでなく、仕事紹介のプロから支援が受けられないこともデメリットになってしまいます。

とりあえずプログラミングが学べればいいと思っていませんか?

たしかに、プログラミングができれば年収アップや手に職がつけやすいです。

しかし、大切なのは「転職で評価される学習ができるかどうか」です。

基礎だけを学んでも、時間の無駄になるだけでなくブランクができて年収ダウンになりかねません。

つまり、お金をかけてでもプログラミングスクールを利用した方が、長期的に考えるとメリットが大きいのです。

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【職業訓練のプログラミング無駄】失敗しない方法

仕事をしながら独学で学ぶ

やはり、職業訓練に通っている間に、実務経験がないブランクを作ってしまうと、転職で不利になってしまいます。

このようなマイナス要素を作らないためにも、仕事をしながら独学でプログラミングを学ぶことがお勧めです

独学で学ぶことで経済的なリスクを負う必要もないので、安心してプログラミングを学ぶことができますよ。

仕事をしながらスクールに通う

独学でも、スキルが身につけられますが わからないことが出てきたときに、自分1人で解決しなければならないことがデメリットになります。

また独学で勉強しているだけだと、職業訓練校同様に実務経験は詰めづらいんですよね

そのため一定期間独学で学んだ後には、プログラミングスクールに通うことがお勧めです

プログラミングスクールによっては仕事しながら両立できる作りもあるため、安心してプログラミングを学ぶことができます

またノーハウと実績が多数あるため、最短期間でプログラミングの習得することができるのです。

とりあえずプログラミングが学べればいいと思っていませんか?

たしかに、プログラミングができれば年収アップや手に職がつけやすいです。

しかし、大切なのは「転職で評価される学習ができるかどうか」です。

基礎だけを学んでも、時間の無駄になるだけでなくブランクができて年収ダウンになりかねません。

つまり、お金をかけてでもプログラミングスクールを利用した方が、長期的に考えるとメリットが大きいのです。

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未経験求人に応募する

主に20代に限りますが、若手であれば知識なしでも転職できる求人があります。

やはりエンジニアは実務経験を積むことが合うキルアップに欠かせないため、未経験求人に応募し、働きながらスキル習得ができることが1番望ましいです。

ただし、30代になると知識なしでは転職できないので、プログラミングスクールなので、知識や実績をつけることからチャレンジしましょう。

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【職業訓練校 IT系は意味ない】よくある質問

30代でもスクールに通学できますか?

30代になっても通学ができますし、転職を成功している実績もありますよ。

ただし20代の若手に比べると、30代の方が未経験からの転職はハードルが上がってしまいます

そのためできるだけ早くプログラミングを学び始めることがオススメですね。

そもそもプログラミングには向き不向きがあります

プログラミングは挫折率が高く、そもそも向いているか確かめるのが重要です。

いざ学び始めても挫折してしまったら意味がないですよね。

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40代でもスクールに通学できますか?

もちろん、40代でもプログラミングスクールに通学が可能です。

ただし多くのプログラミングスクールの転職保証コースは40代は受講することができません

しかし、転職保証ではないコースは受講できますし、40代であっても、転職を成功させている実例もあります。

40代からであっても、プログラミングを習得できれば、定年後もフリーランスとして活躍ができますよね

そのため興味がある人は、プログラミング学習をスタートすることがお勧めです。

40代・50代で職業訓練校は意味がないですか?

40代・50代であれば、職業訓練校で得られるスキルは限られているため、プログラミングスクールがおすすめです。

若手に比べると定年までの年数が限られているため、1日でも早く実績をつくって定年後も働けるように準備することがおすすめです。

職業訓練校の就職先はどこになりますか?

職業訓練校に通うと訓練校から求人の紹介を受けることができます。

就職先のほとんどは、中小企業で大手に転職できる人は少ないです。

また雇用形態も正社員だけではなく、派遣や契約社員のこともあるため注意して下さいね。

職業訓練校で取得できる資格はありますか?

職業訓練校の受講を完了したら、取得できる資格はありません。

しかし、職業訓練校のカリキュラムをきちんと理解すれば、合格しやすくなる資格はあります。

ただし、IT系は資格よりも実務経験が優遇されます。

そのため資格取得にこだわらず実績もつけていくことがオススメですよ。

知識ゼロでもスクールに通学できますか?

知識が全くなくても、プログラミングスクールに通学ができますよ。

さらに知識がない状態でも、最短3ヶ月で転職を成功しているスクールもあります。

年齢が上がると求めるスキルや経験のハードルが上がってしまうため、興味がある人は、プログラミングスクールに通うことがお勧めです。

【職業訓練校 IT系は意味ない】まとめ

まとめ

  • 職業訓練校のプログラミングはオススメではない
  • プログラミングを学ぶのであれば、プログラミングスクールがオススメ
  • 未経験から学習するならが「DMM WEBキャンプ」オススメ
  • この記事を書いた人
なべけん

なべけん

キャリアコンサルタント|新卒で大手人材会社へ入社し、人材コーディネーターや採用、育成などを担当。現在は独立し、現在はカウンセリングや個人メディアによる情報発信など幅広くキャリア支援に携わる|保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号19005362)