こんな方におすすめ
- 今の派遣先を辞めたいけど気まずい
- 辞めるのが気まずい時の対処法が知りたい
たしかに、派遣先によっては「入社したばかり」や「人が少なくて仕事が回らない」などで辞めるのが気まずいこともありますよね。
中には、辞めたいと派遣会社に相談したもののそ相談に応じてくれなかった経験があるかもしれません。
「気まずい」と感じるときに「どのような行動をするか」で今後のキャリアが大きく変わります。
キャリアコンサルタントが、「派遣を辞めるのが気まずい」と感じてる人の解決策をシェアします。
【派遣の契約更新しない･辞めるのは気まずい】5つの退職パターン
長期なのに短期で辞める
短期で辞めてしまうと、長く働いてくれると思っている派遣会社や派遣先会社の期待を裏切ることになります。
自分に非がないように契約に従って辞めたとしても、短期で辞めることにより気まずく感じるのは嫌ですよね。
長期で派遣社員として働くときは、その職場で仕事を長く続けられるかを考えてから契約を結びましょう。
入ったばかりですぐに辞める
派遣先で仕事をしてすぐに「辞めたい」と感じることもありますよね。
このような時にも気まずさを感じるのではないでしょうか。
ただし、契約期間内かつ入ったばかりなので、辞めるときには注意が必要です。
契約期間中に辞める
派遣社員は正社員とは違い有期雇用のため、働くときは契約にて雇用期間を定められます。
契約期間中に辞めることは、派遣会社や派遣先会社と決めた雇用期間を守らずに辞めることになります。
派遣会社からも予定外で人員がいなくなるため、代わりの派遣社員を探さなければならなくなり不満を言われることもあります。
自分が気まずいだけでなく周りに迷惑をかけてしまうので、契約期間中に辞めることはやめましょう。
しかしながら、労働基準法137条により同じ職場で1年以上働いたときは契約期間中でも辞めることが可能です。
どうしても契約期間中に辞めたいときは、一度自分の勤務期間を確認しましょう。
初回更新しないで辞める
働き出してからすぐに辞めることになるので気まずく感じてしまいます。
仕事についてせっかく教えてもらったのに戦力になる前にすぐに辞めてしまうとなると、派遣先会社に迷惑をかけることになります。
また、派遣会社からも仕事を紹介したのにすぐ辞められると良い顔をされません。
派遣社員は初回契約を満期で終わらせているので、契約上には何も問題はありません。
しかし、長く勤めない人という印象になってしまい紹介が少なくなる可能性がありますので、注意が必要です。
1ヶ月以上前に言わずに辞める
派遣会社は派遣社員が辞めるときは代わりの人材を探す必要があります。
また、派遣先会社は引き継ぎや荷物の整理などをしてもらわなければいけません。
辞めるときは自分だけでなく周りもしなければならないことが多いです。
そのため、1ヶ月以上前には辞めることを伝えておかなければ、派遣会社だけでなく派遣先会社にも迷惑をかけてしまうため気まずさを感じてしまいます。
自分の都合だけで、たくさんの人を忙しなくさせてしまうのは嫌ですよね。
やむを得ない理由があるときを除き、1ヶ月以上前に言わずに辞めることはやめましょう。
【派遣の契約更新しない･辞めるのは気まずい】注意点
仕事紹介がされなくなる
気まずいパターンで辞めてしまうと、派遣会社からの信用を失ってしまいます。
次も同じ辞め方をされては困るからと、仕事紹介をされなくなるリスクがあります。
派遣会社に長く勤めているときは、辞め方一つでこれまで積み重ねた評価が台無しになってしまうのは嫌ですよね。
また、派遣会社を辞め違う派遣会社に登録して新たに実績を積み重ねていくことは大変です。
同じ派遣会社で仕事をしていくためにも、気まずい辞め方をすることはやめましょう。
派遣社員の間で噂になる
気まずいパターンで派遣を辞めたときは、通常とは違う辞め方をしているので、悪目立ちをしてしまいます。
仕事をあまり続けられない人、契約期間を守れない人、自分の都合で突然辞めてしまう人など、悪い噂が流れる可能性があります。
悪い噂が流れると精神的に苦痛になってしまい派遣会社を退職せざるを得ないことにもなりますので、気まずい辞めかたをするのは避けてください。
【派遣の契約更新しない･辞めるのは気まずい】7つの解決方法
契約期間満了時に辞める
派遣社員は仕事を始めるとき、派遣会社と仕事の期間を契約で結びます。
契約期間満了時に辞めると派遣社員は仕事を全うしたことになるので、気まずく感じる必要はありません。
派遣会社に契約更新をしないことを伝え、契約期間内は最後までしっかりと働き退職しましょう。
別の派遣会社で仕事を探す
派遣を退職するとなると、派遣会社には派遣先会社に代わりに退職を伝えたり、新しく派遣社員に仕事を探したりと迷惑をかけてしまうことになります。
別の派遣会社を利用すると派遣を辞めても派遣会社と顔を合わせなくて済むため、気まずい思いをしなくて済みます。
同じ派遣会社で働くことにこだわりがないときは、気まずさを避けるため違う派遣会社に登録することも検討しましょう。
きちんと引き継ぎをする
きちんと引き継ぎを終わらせれば、派遣先会社に迷惑をかけることも少なくなるので気まずいパターンを避けることができます。
引き継ぎする内容は業務の流れだけではありません。
- 過去のトラブル事例と解決方法
- 顧客や業務内容などのデータの保管方法や保管場所
- 社内だけでなく社外の関係者の連絡方法
上記以外にも、仕事にまつわるすべてのことを引き継ぐ必要があります。
自分のした仕事をすべて後任に引き継ぐだけでなく、誰が見ても分かるようにデータにも仕事内容を残しておきましょう。
1ヶ月以上前に伝える
派遣社員が辞めるときは、派遣会社や派遣先会社は新しい人員を探すことや引き継ぎをしてもらうことなどしなければならないことが多いです。
そのため、1ヶ月以上前に伝えると派遣会社や派遣先会社は派遣社員が辞めることに余裕を持ち対応することができます。
周りの人に迷惑をかけることが少なくて済むので、気まずいパターンを避けることができます。
辞めると決めたときは、なるべく早めに派遣会社に伝えましょう。
退職代行を利用する
退職代行を利用することにより、派遣会社に連絡を取ることなく退職することができます。
会わなくても良いため、気まずさを感じることはありません。
退職にまつわる気まずいことは、派遣会社に退職を伝えること、退職を伝えたあとに辞めるまで派遣先会社で働くことなどたくさんあります。
退職代行を使えば、派遣を辞めるのに気まずさを感じることなく辞めることができます。
退職代行について知りたい人は【派遣社員が退職代行を使う注意点】をチェックしましょう。
派遣会社に全て任せる
派遣社員が辞めるとなると一番迷惑がかかるのは派遣先会社です。
そのため、派遣先会社に退職を伝えることはかなり気まずいです。
派遣社員が会社を辞めたいと感じたら、派遣会社に辞める意思を伝え、派遣会社から派遣先会社に話を通してもらいましょう。
自分から派遣先会社に辞める意思を伝えなくても済むため、気まずさが少なくなります。
また、辞めるときは自分で派遣先会社にきちんとお礼を言いましょう。
気持ちを切り替えて割り切る
派遣社員は仕事の期間を契約により定められています。そのため、契約をきちんと守っていれば気まずさを感じる必要はありません。
とはいえ、辞めることは迷惑をかけてしまうので気まずく感じてしまいますよね。
派遣先会社も正社員とは違い派遣社員はいつでも簡単に辞めてしまうと理解しています。
また、厚生労働省によると派遣社員は年々増えていますので、後任の派遣社員も見つかりやすくなっています。
退職する後ろめたさばかり考えず、新しい仕事や今の仕事の引き継ぎをしっかりやることに目を向け、気持ちを切り替えましょう。
【派遣の契約更新しない･辞めるのは気まずい】よくある質問
気まずい辞め方をして損害賠償請求されることはありますか？
基本的には損害賠償を請求されることはありません。
ただし、派遣を辞めるときにカードキーや仕事の資料などの会社からの貸与物を返却していないとなると、損害賠償を請求される恐れがあります。
会社を辞めるときは借りたものをすべて返したかを確認しましょう。
気まずい辞め方をして他の派遣会社に情報が伝わることはありますか？
気まずい辞め方をしてしまうと、他の派遣会社に情報が伝わることがあります。
- 他の派遣会社と繋がりがあったとき
- 退職の手続きを行わず、退職証明書がないときや雇用保険に二重に加入してしまったとき
上記のようなときに、他の派遣会社に気まずい辞め方をしたことが伝わります。
他の派遣会社で働けなくなってしまうと困りますよね。
気まずい辞め方をすることはなるべく避けてください。
派遣で退職代行を使って辞める人は多いですか？
正社員と比べると少ないです。
働く期間の決まっていない正社員とは違い、派遣社員は契約した雇用期間だけ働けば派遣会社を通じて簡単に退職できるからです。
また、民法628条により派遣はやむを得ないときを除き契約満了まで働くことを定められています。
そのため、契約期間中に退職したいときは退職代行が利用できないことがあります。
しかし、「今すぐにでも辞めたい」「有給を使って辞めたい」という派遣社員は使っている方もいます。
派遣を辞めたいと派遣会社に伝えづらいときは、退職代行に相談してみましょう。
退職代行について知りたい人は【派遣社員が退職代行を使う注意点】をチェックしましょう。