派遣社員とは

派遣先が合わない!すぐ辞める方法・3日で辞めるのは迷惑な実態とは

このような人は、「やむをえない理由」があればすぐに辞めることができますよ。

法律にも定められているので、本来はスムーズに辞められます。

しかし、派遣会社によっては話を聞いてもらえないこともあります。

そのため、この記事で紹介する対処法や注意点をきちんと把握することがポイントです。

派遣先が合わないですぐ辞める3つの方法を、元大手派遣会社コーディネーター・現役キャリアコンサルタントなべけんが解説します
なべけん
なべけん

今すぐに辞めたい人は退職代行がおすすめです。

入ったばかりは法律的にグレーのため、弁護士が監修している退職代行を利用しなければトラブルに発展することもあります。

【特別特典】退職代行が3年間無料で使い放題

労働組合提携の「退職代行の窓口」なら全額返金保証ありです。

さらに、期間限定でリピート無料ギフト券がもらえますよ。

\LINEで無料相談OK/

限定特典を受け取る

【派遣先が合わない・すぐ辞める】3つの方法

すぐ辞める方法

  • 止むを得ない理由を伝える
  • 契約期間終了まで働く
  • 退職代行サービスを利用する

止むを得ない理由を伝える必要がある

先ほどの通り、民法ではやむを得ない事由があるときは契約を解除できると定められています。

逆の言い方をすれば、やむを得ない事由があれば途中で辞められるということです。

止むを得ない理由には次のようなものがあります。

  • 聞いていた条件と実際の仕事内容が異なる
  • 派遣先でハラスメントを受けている
  • 家族の都合で引越しをしなければならなくなった
  • 家族の介護等でどうしても働けなくなってしまった
  • 病気で仕事ができなくなってしまった

誰が聞いても「この理由ならやめるしかない」と納得できる理由が必要です。

契約期間終了まで働く

民法第628条では、「やむを得ない事由がない限り契約期間中に退職することができない」と定められています。

派遣社員の人は3ヶ月や6ヶ月などの契約を更新しながら働くことが一般的です。

3ヶ月更新の人であれば2ヶ月目で辞めることはできず、契約期間が終了する日までは働かなければなりません。

ただし、例外として就労開始から1年以上経過していればいつでも退職を申し出ることができます。

これは労基法附則137条で定められており、派遣会社や派遣先が拒否することはできないのです。

契約更新をしながら1年以上働いている人は、たとえ契約の終了日前でも、自由に退職できます。

退職代行サービスを利用する

一度、退職を申し出たけど引き止められている人や、無視されている人もいるかと思います。

辞めたいのに辞めさせてもらえないのは辛いですよね。

そのようなときは退職代行サービスを利用しましょう。

退職代行サービスとは、代行業者があなたの退職の意思を会社へ伝えてくれるサービスです。

退職するときは有給休暇や残業代の交渉などが必要ですが、交渉は弁護士しか代理ができません。

退職代行には弁護士がいるので、あなたは誰とも顔を合わせることなく退職の代行をしてもらうことができます。

退職代行サービスを利用したその日から出勤しなくてよくなるので、辞めさせてもらえず悩んでいる人にはおすすめのサービスです。

ただし、派遣社員が退職代行を利用する注意点もあるため、気になる人は【派遣社員が退職代行を利用する注意点】をチェックしてくださいね。

【特別特典】退職代行が3年間無料で使い放題

労働組合提携の「退職代行の窓口」なら全額返金保証ありです。

さらに、期間限定でリピート無料ギフト券がもらえますよ。

\LINEで無料相談OK/

限定特典を受け取る

【派遣先が合わない・すぐ辞める】デメリット

デメリット

  • 次の会社での有休が6ヶ月後になる
  • 次の仕事を紹介してもらえないリスクがある
  • 辞めグセがつく

次の会社での有休が6ヶ月後になる

会社を途中で辞めると、有給休暇はリセットされます。

有給休暇は入社日から6ヵ月以上経過し、全労働日の出勤率が8割を超えることが条件です。

これまでどんなに長く勤務してきたとしても、会社が変われば入社日から6ヶ月たたないと使えません。

前の会社で有給休暇が残っていても、新しい会社で引き継ぐことはできないので覚えておきましょう。

次の仕事を紹介してもらえないリスクがある

契約の途中で辞めれば派遣会社からの信用は低くなります。

辞めざるを得ない理由があったとしても、次もすぐに辞めるかもしれないと判断されがちです。

派遣会社の営業担当も、このようなことが続くと派遣先との契約がなくなる可能性があるため、契約終了まで勤務してくれる人の方を優先しようとします。

契約期間中の退職は、派遣会社からの紹介が難しくなることを理解しておきましょう。

辞めグセがつく

嫌なことがあって仕事を辞めるという経験をした人は、退職を繰り返してしまう傾向があります。

問題を直視せず、その場から逃げてしまった方が楽だからです。

なにかと理由を付けて、自分自身を正当化できる理由で退職という道を選んでしまう人は少なくありません。

楽な道を選んでしまうと、その後の仕事でも嫌なことが起これば問題に立ち向かおうとせず、辞めてしまうクセがついてしまうことがあります。

【派遣先が合わない・すぐ辞める】よくある退職理由

すぐ辞めるための理由

  • 人間関係が合わない
  • 雰囲気が合わない
  • 待遇面に不満がある
  • 想像していた仕事と違った
  • 仕事についていけない

人間関係が合わない

派遣社員は、円滑なコミュニケーションが取れない、疎外感を感じるなどの悩みを抱えやすくなります。

派遣社員は派遣先企業にとっては外部の人です。

仕事にやりがいを感じていても、人間関係がうまくいかないと仕事がしづらいですよね。

派遣先には派遣を下に見る正社員や、高圧的な態度をとる人もいます。

人間関係で辞めたいときは、精神的に限界を感じてこれ以上続けることができないことを伝えましょう。

雰囲気が合わない

正社員だけでかたまって仕事をしているため、輪に入りづらいと感じる人もいます。

派遣先の社員ではない立場で働くため、特に辛さを感じやすくなる傾向です。

職場の雰囲気が悪く、ストレスを感じて辞めたいと思う人も少なくありません。

他に派遣社員がおらず、仲間外れにされていると感じてしまうなど、周囲と仲良くできないケースは珍しくないのです。

雰囲気が合わずに辞めたいときは、コミュニケーションが取れず続けることが難しいことを伝えましょう。

待遇面に不満がある

時給が安いなどの待遇面で不満がある場合は、交渉の余地があります。

給料や待遇が改善されず、派遣スタッフに辞められれば派遣会社にとって痛手です。

契約を守らなかったとして、派遣会社は派遣先企業との契約を打ち切られる可能性もあります。

待遇面が不満なら、辞める前にまず交渉してみましょう。

辞めるのはそれからでも遅くはありません。

想像していた仕事と違った

聞いていた内容と違う場合は、すぐに派遣会社の担当者に連絡しましょう。

仕事内容が異なれば契約違反となり、改善する義務があります。

データ入力のみと聞いていたのに、実際はお客さま対応が必要だったなどというケースは少なくありません。

聞いてはいたものの、実際にやってみないと分からない内容もあります。

実際に働いてみて、聞いていた内容との違和感を覚えたら改善を申し出て、それでも変わらないようなら辞めることを検討しましょう。

仕事についていけない

未経験OKとなっていたけど、未経験では厳しかったということも少なくありません。

仕事内容を聞いてできると思っていたけど、やってみたらできないときは経験不足が原因のことがほとんどです。

就業開始したばかりであれば、慣れるまでしばらく継続するとできるようになる可能性があります。

どうしても仕事内容についていけないときは、レベルが高くついていけていないと正直に申し出ましょう。

【派遣先が合わない・すぐ辞める】4つの注意点

注意ポイント

  • 勢いで辞めない
  • 次の更新日まで待つ
  • 派遣会社の担当者に相談する
  • 辞める前に別の派遣会社に登録する

勢いで辞めない

「なぜ今の派遣先が合わないのか」「どのような状況なら続けられるのか」を考えることも大切です。

合わない理由がわからないまま辞めてしまうと、また同じ失敗を繰り返す可能性があります。

労働時間が長すぎることが原因なら短くしてもらうなど、辞めたい理由が改善できれば辞めなくてすむことも少なくありません。

辞めたい理由は、次の仕事探しに求める条件でもあります。

次の仕事選びに失敗しないためにも、勢いで行動せずいったん立ち止まって理由を考えましょう。

次の更新日まで待つ

途中で辞めることが申し訳ないと感じ、退職の意思を伝えることが難しいと思う人もいるのではないでしょうか。

このような人は次の更新まで待てば、悪い印象を与えずに辞めることができます。

営業担当者に「次の契約更新はしない」と伝えれば何の問題もありません。

契約期間の終了で辞めることは契約通りなので、派遣会社や派遣先に迷惑がかかることはありませんよ。

ただし、どうしても次の更新まで待つのがつらいという人は、我慢せず退職を申し出ましょう。

我慢しすぎて病気になるなど、体に悪影響が出れば次の仕事を見つけることすらできなくなります。

派遣会社の担当者に相談する

仕事が合わず辞めたいと思ったときは、一人で思いつめないようにしましょう。

辞めたい理由を伝えて派遣会社の担当者が辞めても仕方ないと判断すれば、すぐに辞めることが可能です。

辞めたい原因によっては相談することで、解決方法が見つかることもあります。

配置替えなどで働きやすくなるケースも珍しくないため、悩み事があって辞めたいときは、まず派遣会社の担当者に相談しましょう。

別の派遣会社に登録する

今の派遣先を途中で辞めても、すぐに次の仕事を紹介してもらえるとは限りません。

途中で辞めることであなたの印象が悪くなり、仕事を紹介してもらいにくくなる可能性があります。

かといって、辞めてから活動してもすぐには見つからないことも多いです。

事前に別の派遣会社に登録しておけば、スムーズに次の仕事を始めることができますよ。

辞めたいと思った時点で別の派遣会社に登録することは、次の行動に向けて有効な手段です。

【派遣先が合わない・すぐ辞める】NG行動

注意ポイント

  • 派遣先の人に退職の意思を伝える
  • バックレて音信不通にする
  • 貸与品を返却しない

派遣先の人に退職の意思を伝える

あなたは、派遣先ではなく派遣会社と雇用契約を結んでいます。

派遣会社から派遣されて今の就業先で仕事をしているので、相談する相手は派遣先の上司ではなく派遣会社の営業担当者です。

先に派遣先の上司や同僚に話してしまうと、トラブルになる可能性があります。

派遣先も派遣会社からの連絡なしでは、退職を認めるわけにはいかないのです。

間違って派遣先に伝えてしまわないよう注意してください。

バックレて音信不通にする

退職の意思をなかなか伝えられないという人もいるかと思います。

しかし、無断欠勤や音信不通にすることはやめましょう。

会社に迷惑がかかるだけでなく、あなたにとってもマイナスです。

バックれても、探し回られて緊急連絡先の家族へ連絡がいくことも少なくありません。

場合によっては、警察に捜索願いを出されるなど事態が大きくなる可能性もあります。

退職を切り出すことがおっくうでも、派遣会社の営業担当には必ず連絡をとりましょう。

貸与品を返却しない

「どうせ辞めるのだから返さなくてもいいだろう」と思ってはいけません。

派遣先から借りているものを返却しなければ、損害賠償を請求されることがあります。

パソコンやスマホ、USBメモリなどの情報が入っているものは特に注意が必要です。

もしも外部に流出すれば、会社に大きな損害を与えてしまうことになりかねません。

あなたが返却しない場合、身元保証人に損害賠償を請求される可能性があります。

確実に返却しましょう。

【派遣先が合わない・すぐ辞める】転職で失敗しない方法

転職で失敗しない方法

  • 登録情報を見直す
  • 派遣社員が多い会社を選ぶ
  • 大手の派遣会社に登録する
  • 複数の派遣会社に登録する
  • 正社員も視野に入れる

登録情報を見直す

派遣先が合わないときは、派遣会社に登録した情報が違っていることも少なくありません。

あなたから聞いた条件をもとに、派遣会社は仕事を紹介します。

働いている間に別の仕事に興味がわくことや、やりたいことが変わることもあるでしょう。

登録している情報を変更することで、次の紹介に生かすことができます。

合わないと感じた時は、条件を確認してみましょう。

派遣社員が多い会社を選ぶ

派遣社員を多く受け入れている会社は、疎外感を感じにくくなります。

同じ立場で働いている同士なので、気の合う人を見つけやすいのが特徴です。

派遣にしかわからない悩みなども、共感できる人がいれば相談もしやすくなります。

派遣社員の多い会社を選ぶことも、失敗しない方法のひとつです。

大手の派遣会社に登録する

大手派遣会社の魅力はなんと言っても求人の多さです。

自分の条件にあった仕事が見つかりやすくなるため、ミスマッチを防ぐことができます。

研修制度など福利厚生が充実しており、サポート体制も整っているため相談事などがしやすいことも特徴です。

手厚いフォロー体制が整っているかどうかも、派遣会社を選ぶ上で非常に重要なポイントとなります。

複数の派遣会社に登録する

複数の派遣会社に登録していれば、自分が知らない職種や業界を紹介されて選択肢が広がることもあります。

派遣会社によって得意な業界や職種が異なり、紹介できる案件もさまざまです。

A社では1件しか紹介してもらえなかったが、B社では3件紹介があったということも少なくありません。

複数社に登録しても問題はないので、選択肢を広げるためにも2〜3社の登録をおすすめします。

正社員も視野に入れる

正社員に切り替えて転職活動をすることもひとつの手です。

正社員の方が安定した働き方ができます。

福利厚生などはもちろん、昇給やボーナスなど収入面も派遣に比べると多く、期間の定めがないため途中で契約解除になるリスクもありません。

正社員も視野に入れると選択肢の幅はさらに広がります。

【派遣先が合わない・すぐ辞める】よくある質問

よくある質問

  • 派遣でも辞める前に有休を使うことができますか
  • 失業保険はすぐにもらえますか
  • 派遣を途中で辞めるときは会社都合になりますか

派遣でも辞める前に有休を使うことができますか

有給休暇は派遣社員であっても使うことが可能です。

入社から6ヶ月が経過していて、これまでに8割以上出勤していれば10日の有給休暇がもらえます。

有給休暇を使うには、事前に申請しなければならないことも多く、申請せずに休んでしまうと欠勤扱いになるので注意が必要です。

申請方法については会社に確認しておきましょう。

失業保険はすぐにもらえますか

失業保険は、申請してもすぐにはもらえません。

失業保険には給付制限期間が設けられており、自己都合退職だと申請から2ヶ月間です。

もらえる期間は90日ですが、受給期間中は定期的にハローワークに行く必要があります。

2ヶ月間はもらえないので、それまでの生活費は準備しておく必要があります。

派遣を途中で辞めるときは会社都合になりますか

会社都合にはなりません。

自分から辞めたいと申し出て辞める場合は、自己都合退職となります。

会社都合になるのは、派遣会社から契約を打ち切られたときなどです。

自分から辞めたいと申し出ることは、会社都合には該当しません。

【派遣先が合わない・すぐ辞める】まとめ

まとめ

  • やむをえない理由があればすぐ辞められる
  • 1年以上働いていればすぐ辞められる
  • 退職代行を利用すればすぐに辞められる
  • この記事を書いた人
なべけん

なべけん

【キャリアコンサルタント】新卒でスタッフサービスへ入社し、人材コーディネーターを担当。1,231名以上の就業機会を創出し、就業決定数・生産性ユニット年間MVPを受賞。現在はフリーランス独立し、112名以上のキャリア支援実績あり。【資格】国家資格キャリアコンサルタント(登録番号19005362)

-派遣社員とは