こんな方におすすめ
- 派遣でどのような目標設定をすればいいか分からない
- キャリアアップできる短期目標の立て方を知りたい
- 目標を立てて将来やりたいことができるようになりたい
「このまま仕事するのではなく目標を立てて成長したい」そう思ったことはありませんか。
目標は合って方がいいと分かっていても、なかなか時間を割いて考える機会はないですよね。いざ目標を立ててもダイエットが失敗してしまうように、達成できずにモチベーションが下がってしまうこともあるのではないでしょうか。
実は適切な目標設定の方法は慣れてしまえば簡単で、また最短期間でスキルアップすることもできるようになります。
ここでは、大手派遣会社で1000名以上の就業機会に携わっているコーディネーターなべけんが、目標設定の方法を分かりやすく・詳しくご紹介いたします。
目標設定がスキルUP・時給UPに繋がる
目標を設定すると、やるべきことや行動の理由が明確になりモチベーションが上がります。モチベーションが上がると、最短期間でスキルの習得ができるだけでなく、将来的に時給UPにも繋がりますね。
最短でスキルUP
仕事に慣れてくると「マンネリ化」してしまい、なんとなくこなしてしまうことはありませんか。
もちろん年単位で働けば自然とスキルは身についているかもしれません。ですが、目標を設定するだけで、意識すること・やるべきことが変わり、スキル習得の期間短縮にもなるのです。
最短で時給UP
3年働いていて、給料(時給)が変わっていない方は要注意です。
時給とスキルは密接に関わっており、同じ時給で働き続けている方はスキル適切な目標設定ができておらず、成長が止まっている可能性があります。
そんな方でも目標設定の方法を知ると、スキルアップと時給アップを最短期間でできるように。
具体的な目標の例
では、どのような目標を設定すれば良いのでしょうか。いくつか具体例を見てみましょう。
例:スキルアップの目標
担当している仕事やExcelなどのOAスキルに関する目標の設定についてご紹介いたします。
具体例
- 3ヶ月後、ExcelのSUM・AVE関数を修正できるようになる
- 6ヶ月後、誰にも聞かずに仕事ができるようになる など
例:チームワークの目標
どの仕事も教える・教わるを含めてコミュニケーションが発生します。
やはり年単位で働いている方は、職場の人との会話がスムーズなことが多いです。些細なことですが、チームワークについての目標もおすすめ。
具体例
- 分からないことは、その日のうちに解決する
- 上司と毎日一言はコミュニケーションをとる など
例:生産性・スピードUPの目標
仕事ができる方は、スピードが早いイメージがありませんか。決まった時間の中で、どれくらいの仕事をこなしていくか目標設定は必須とも言えますね。
具体例
- 2ヶ月後、今の仕事を30分短く終わらせられるようになる
- 3ヶ月後、電話を取る件数を1日5件アップできるようになる など
例:資格取得の目標
資格を取ると紹介される仕事の幅が広くなるので、スキルアップだけでなく時給アップにも直結しますね。
勉強をするためには、日々の学習スケジュールも管理しなければならないので、目標設定の練習にもなります。
具体例
- 6年後に、日商簿記3級を取得する
- 1年後に、社会保険労務士を取得する など
【6ヶ月後】と【2,3年後】の2つの目標設定
5年後10年後の目標を設定しても、イメージが湧かずモチベーションは上がりづらいですよね。
たとえば、「5年後に英語が話せるようになる」より「1年後に英語が話せるようになる」という目標のほうが、やるべきことが見えやすいと思います。そのため2つの期間に分けて目標を設定することがオススメです。
半年後にどうなりたいか
半年未満の短期間で、「できるようになりたいこと」を設定します。
6ヶ月は長いようで意外と短い期間なので、チャレンジできることは意外と少ないです。ですが、「小さな目標」と感じることでも、実現できると達成感もあり成長を加速させてくれます。
まずは目標を設定すること自体が重要ですね。
2,3年後にどうなりたいか
6ヶ月後の目標設定も、将来的に何をしたいかが紐づくとよりモチベーションを高めることができます。
たとえば経理事務を担当している方は、このような目標がたてられます。
具体例
- 3年後には、経理事務で決算業務をできるようになる
- 6ヶ月後に、日商簿記3級を取得する
実は決算業務ができるようになると、時給は300円上がることもあります。このようにスキルアップ=時給アップと結びつけても良いですね。
目標を設定する前に考えること
ここまで目標を設定する重要性をご紹介しましたが、「とりあえずテキトーに」目標を設定すれば良いというわけではありません。
ここで紹介する2つの観点を意識することが必要なのです。
現状の把握
たとえば、全く英語を話せない方の目標が「2ヶ月で独学で英語を話せるようになる」だといくらなんでもハードルが高すぎますよね。
このハードルが高く感じる理由を分析すると、「現状とあまりにも離れている」からですよね。
そのため、まず自分が「できること」と「できないこと」をきちんと把握することが重要なのです。
自分ができること
まず自分のレベルを把握するところから、目標設定は始まります。
最初に整理することは、自分ができることの整理です。いま担当している仕事と直接繋がりがなかったとしてもリストアップしてみましょう。
具体例
- 派遣契約の知識がある
- ビジネスメールの対応ができる
- ビジネス電話の対応ができる
- 求職者の希望にあった仕事を紹介できる など
自分ができないこと
できることを挙げた中で、できないことも思いついたのではないでしょうか。この「できないこと」も一緒にリストアップしましょう。
そして「できないこと」が目標設定の重要なカギになるのです。
成長とは「できないこと」が「できるようになる」ことを指しますよね。憧れや夢=目標としてしまうと、設定した目標が適切でなく、破綻してしまいます。
そうならないためにも「伸びしろを探す機会」だと思って、トライしてみましょう。
現状からなりたい姿を設定
短期間の目標設定は、リストアップした「できないこと」の克服が多いです。そして中長期の目標は、職場の人や夢など大きめのものを設定します。
このときに、短期目標と中長期目標は必ずしも関連性がなくてもOKです。
直接の関連性がなかったとしても、将来的に経験が活かせることもありますよね。そのため無理に紐付けをしようとしなくても問題ありませんのでご安心ください。
目標やノルマがある仕事を探す
ここまで目標設定の方法について解決しました。このように感じた方も中にはいるのではないでしょうか。
確かに、目標の振り返りをしてくれる人がいるとより適切な目標がたてられます。不安な方には、目標設定が重要になる仕事にチャレンジしてみることがオススメです。
目標がある仕事は高時給&インセンティブあり
「目標やノルマがある仕事」に抵抗がある方は多く人が集まりにくいため、時給が高めに設定されていることが多いです。
また時給が高いだけでなく、達成度に応じてインセンティブ支給があることもあります。
ノルマ未達でも時給は下がらない
派遣で働くときは、基本的に時給が下がることはありません。
正社員・契約社員は成果によってボーナスが下がることがありますが、時給が急に下がることはないので安心してください。
職場によってはノルマは設定するものの、達成度を重視していない企業もあるため仕事紹介にときにコーディネーターへ詳細を確認しましょう。
どのような仕事があるか
では目標設定が必要になる仕事はどのような求人があるのでしょうか。
電話業務(テレフォンアポインター)
コールセンターの中でも、電話を架ける仕事は「何件電話を架けるか」の目標があります。
テレアポではトークスクリプト(トークの例)が用意され、研修も用意されて企業が多いです。意外にも未経験から始められる求人が多いので、オススメの仕事の1つ。
営業職
「営業」と聞くと企業に訪問する外勤のイメージが強いと思いますが、インサイドセールスという内勤(電話やメール)の営業もあります。
成約件数を目標として置くこともありますが、高い目標が設定されるケースは少なく達成可能な目標が設定されています。
まとめ:今すぐ目標を設定してキャリアアップ
いかがでしたか。
あらためてご紹介したポイントを確認しましょう。
チェックリスト
- 目標を設定するとモチベーションが上がり最短でスキルアップ
- スキルアップすると時給アップにも繋がる
- 6ヶ月後の短期目標と2,3年後の中長期目標を設定する
- 自分が「できること」と「できないこと」を明確にする
少しでもお力になれたら幸いです。
それでは失礼いたします。