新卒で入社する企業選びを間違えて、すぐにやめて転職することは避けたいのではないでしょうか。
中にはあっていない企業を選んでメンタル不調に陥ってしまい、転職ができなくなることは避けたいですよね。
結論、新卒で派遣に就職は負け組ではありません。
ただし、あなたの希望条件によっては就職後に後悔する可能性があり注意が必要です。
きちんとデメリットを把握した上で、働き方や就職先の業界を選びましょう。
新卒・大卒で派遣で働く4つのタイプ
新卒・大卒で派遣として働く方法は、主に4つのタイプに分かれます。
雇用形態 | 給与制度 | 昇給制度 | 賞与 | 契約期間 |
---|---|---|---|---|
一般派遣 | 時給制 | なし | 時給に含む | 有期 |
紹介予定派遣 | 時給制 | なし | 時給に含む | 有期 |
正社員型派遣 | 月給制 | あり | あり | 無期 |
派遣会社の正社員 | 月給制 | あり | 企業による | 無期 |
一般派遣社員
ひとつ目のタイプは、派遣会社へ登録して派遣社員として働く方法です。
派遣社員は有期雇用契約なので、仕事を紹介されるときに提示された契約期間で働きます。
一般的には、初回は2ヶ月契約で、後に3か月ごとや6か月ごとの契約へ変更されますよ。
また、同じ事業所で働ける最長期間は3年間と「労働者派遣法第35条 3」に定められています。
第三十五条の三 派遣元事業主は、派遣先の事業所その他派遣就業の場所における組織単位ごとの業務について、三年を超える期間継続して同一の派遣労働者に係る労働者派遣(第四十条の二第一項各号のいずれかに該当するものを除く。)を行つてはならない。
そのため、ひとつの職場では最長3年しか働くことができないことも特徴のひとつです。
紹介予定派遣
派遣社員の中でも「紹介予定派遣」という働き方があり、一般派遣とは異なる性質があります。
紹介予定派遣とは
派遣社員として決められた期間(最長6か月)を働いてから、派遣社員と派遣先の双方の合意があれば、派遣先の社員へ切り替わる働き方のこと
正社員や契約社員として働くとなっても、職場が合うかどうかわからないですよね。
紹介予定派遣であれば派遣社員として働いて職場の良し悪しを判断してから、正社員になれるためミスマッチがなくなります。
ただし、6か月を超えて派遣社員として働くことはできないため、契約終了後には別の就職先を見つける必要があります。
正社員型派遣
正社員型派遣とは、派遣会社の無期雇用社員として採用される働き方です。
一般派遣とは異なり、月給制でボーナスありの給与体系です。
代表的なサービスには、このようなものがありますよ。
正社員型無期雇用派遣 | 派遣会社 |
---|---|
マイナビキャリレーション | マイナビワークス |
ファンタブル | テンプスタッフ |
ミラエール | スタッフサービス |
キャリアウィンク | リクルートスタッフィング |
エムシャイン | マンパワーグループ |
キャリアシード | アデコ |
ただし、正社員と同じく人事異動を拒むことができないなどのデメリットもあります。
正社員型無期雇用派遣の詳しい特徴は【無期雇用派遣やめとけと言われる実態】をチェックしてください。
人材派遣会社の正社員
いわゆる人材派遣会社の社員で、将来的に企業の経営を担う人材として採用されるケースがほとんどです。
新卒入社してすぐは、現場について学ぶ期間として営業職に配属されることが多いですよ。
人材派遣会社の配属先
- 営業職
- コーディネーター職
- サポーター職
- 企画職 など
人材派遣会社の営業職で働くと、人材会社の中で最も求職者と密に接することができます。
人材会社 | 広告 | 面談 | 仕事紹介 | 面接 職場見学 |
就業 サポート |
---|---|---|---|---|---|
人材紹介 | あり | あり | あり | あり | なし |
人材派遣 | あり | あり | あり | あり | あり |
人材コンサル | なし | なし | なし | なし | あり |
また、企画職が担当する仕事内容も他の人材会社に比べると、長期目線で仕事をしなければならないことがわかります。
そのため、長期で人材サポートをしたい人にはおすすめの仕事です。
スタッフサービスへ新卒入社した元コーディネーターが語る
結論、やりがいはありますが、多忙なので向き不向きはあると思います。
通常の企業であれば、BtoBであれば企業のみの対応で、BtoCであれば顧客のみの対応ですよね。
しかし、派遣会社は派遣先企業(BtoB)だけでなく派遣スタッフ(BtoC)とも関わるため、業務量が2倍になるイメージです。さらに、人材紹介とは異なり、勤務している派遣スタッフのサポートが発生します。そのため、対応するボリュームが多いだけでなく、対応する内容も時間的に長い性質があるのです。
とはいえ、ひとりの求職者と長くかかわれることはメリットとして大きいです。人材紹介では「求職フェーズ」しか関われませんが、フォロー・再就職もかかわれますからね。
さらに、私はスタッフサービスで経験を積んだおかげで、スキルアップしてフリーランス独立できました。そのため、人材派遣会社で得られるスキルはとても大きいですよ。
新卒・大卒で派遣はやめとけと言われるデメリット
新卒で派遣のデメリット
派遣社員|雇用が不安定
やはり登録型の派遣では、契約期間があるため長期間はたらける保証はありません。
基本的には数ヶ月ごとに契約更新をする働き方です。
更新の度に企業の都合やミスマッチで延長なしの可能性もあります。
また、企業の経営が悪化したときには、派遣社員がはじめにコスト削減の対象となってしまいます。
正社員は雇用が守られていますが、正社員と比較すると雇用が不安定と言われています。
派遣社員|3年満期でしか働けない
また派遣で働くときは、同じお仕事は3年間が満期と法律で決まっています。
そのため、一つのお仕事で3年を越えて派遣で働くことは残念ながらできません。
ただし、派遣先の企業で正社員へ登用や無期雇用派遣を利用すると、3年間より長く働けることもありますよ
派遣社員|集合研修がない
新卒で入社すると数ヶ月の集合研修がありますよね。
しかし、派遣の場合は集合研修は用意されていません。
そのため、働きながらビジネスマナーを覚えていくことになります。
とはいえ、派遣会社に登録すると無料研修に参加できます。
たとえば、大手派遣会社のテンプスタッフであれば、このような無料研修が用意されていますよ。
テンプスタッフの無料研修
- Excel、Word、PowerPoint基礎
- コミュニケーション研修
- マナー研修
- 英語研修
- AutoCAD研修
- 経理研修
- 貿易研修 など
派遣社員|ボーナスが実質ない
派遣社員で働くと、ボーナスは時給に含まれているケースがほとんどです。
制度としては、ボーナスをもらえる方式(派遣先均等・均衡方式)もありますが、ほとんどの企業が採用していません。
この方式を採用すると、派遣先企業の正社員と同様の水準の給料・ボーナスを払う必要があり、採用している企業が8%にとどまっているのです。
派遣社員|昇給しづらい
マイナビの『派遣社員の意識・終了実態調査(2023年)』によると、「同一の派遣先における昇給額平均は69円」と発表されています。
これは時給金額なので、1日8時間で20営業日にすると昇給額は11,040円と計算できます。
同じ派遣先で働く期間は数年に渡ることが多いので、数年かけて11,040円しか上がらないとも考えられますよね。
さらに、別の派遣先に転職すると時給が下がる可能性もあります。
継続的な昇給は約束されていないため、デメリットとして考えられますね。
正社員型派遣|仕事が選べない
正社員型派遣で紹介される企業は、正社員でいう人事異動と同じです。
そのため、紹介される企業は希望で選ぶことはできず、配属指示に従わなければなりません。
正社員型派遣で選べない条件
- 業界
- 企業規模
- 勤務地
- 勤務時間
- 残業の有無 など
派遣会社の正社員|営業目標が高い
派遣会社の営業担当は、「就業機会を増やすこと」と「働いた社員をサポートすること」で目標達成しなければなりません。
そして、大手派遣会社になればなるほど、ひとりの裁量が大きく任される仕事が多いです。
入社2年目で月間で30名以上の就業機会創出が営業目標でした
入社して2年目になると、スタッフサービスでは社歴にかかわらず大きな裁量と担当することができました。
月30名の雇用創出をするためには、20営業日で換算すると「2日で3名の雇用創出」をしなければなりません。
目標達成するには毎日40件以上の連絡をする必要があり、簡単に達成できる目標ではないです。
とはいえ、達成可能な目標ですし、その過程でスキルアップができますよ。
派遣会社の正社員|仕事量が多い
派遣会社の営業は、企業と派遣スタッフの両方を担当しなければなりません。
営業担当になると、このような仕事内容を担当します。
派遣会社の正社員の仕事内容
- 新規法人営業
- 派遣スタッフへの仕事紹介
- 企業への派遣スタッフの紹介
- 派遣スタッフのフォロー など
派遣会社の営業とコンサルタントの営業はトップクラスに忙しいと言われているほどです。
新卒・大卒で派遣は負け組でない・後悔しないメリット
新卒で派遣のメリット
派遣社員|ワークライフバランスが充実させやすい
正社員で就職すると週5日フルタイムが基本ですが、派遣では自分の希望にあった仕事を紹介してもらえます。
そのため働きながらプライベートと両立することも可能なのです。
残業なしや週3日・短時間勤務も選べる
「残業なし」や「休みが取りやすい」などプライベートと両立しやすい職場も数多くあります。
また週5日やフルタイム以外の仕事も多く、ライフスタイルに合わせた仕事を選べます。派遣会社に相談すれば、扶養内の条件で働くことも可能です。
派遣社員|時給が高い
新卒社員のニーズはとても高いため、東京であれば時給1,700円の求人も紹介されます。
時給 | 月給 | 手取り |
---|---|---|
1,100円 | 17万6,000円 | 13〜14万円 |
1,200円 | 19万2,000円 | 15〜16万円 |
1,300円 | 20万8,000円 | 16〜17万円 |
1,400円 | 22万4,000円 | 17〜18万円 |
1,500円 | 24万円 | 18〜19万円 |
1,600円 | 25万6,000円 | 19〜20万円 |
1,700円 | 27万3,000円 | 21〜22万円 |
1,800円 | 28万8,000円 | 22〜23万円 |
1,900円 | 30万4,000円 | 23〜24万円 |
2,000円 | 32万円 | 24〜25万円 |
1,700円の時給であれば、約327万円の額面金額になります。
東京の初任給の平均年収が264万円なので、正社員よりも年収が高いことがわかりますね。
派遣社員|責任がない
正社員は幅広い仕事内容を任されますよね。
一方で派遣社員は、契約内容のとおりに仕事をすることが求められています。
指示通りに仕事をするため、正社員に比べると責任が軽い仕事を担当しますよ。
実際に、マイナビの『派遣社員の意識・就労実態調査(2023)』によると、「責任が重くないから」という理由で派遣を選んでいる人が25.6%です。
派遣社員|派遣先で社員登用の可能性がある
派遣先の企業によっては、派遣社員を正社員登用する可能性もあります。
はたらこねっとの『中小企業・大企業の違いと就業経験を調査』によると、「実際に受けたことがある人」は中小企業35%、大企業24%というデータがありますよ。
ただし、すべての企業が採用を予定しているわけではありません。
派遣先で社員登用される可能性があるかどうかを仕事紹介を受けるときに確認しましょう。
派遣社員|サポート体制が整っている
派遣で仕事をすると、派遣会社の担当営業からサポートを受けられます。
仕事スタートする前の顔合わせも担当が同席するので、選考中も安心して就業先へ訪問できますよ。
仕事の悩み相談がでいる
派遣会社の担当によっては100名以上の派遣スタッフを担当しています。
今までにも数多く相談を受けているので、悩みの解決方法を一緒に考えてくれることも。
相談だけでなく職場改善もしてくれる
相談の内容によっては、営業担当が就業先へ改善の依頼をすることもできます。
自分で直接は言いづらいことも、代わって伝えてくれるので安心です。
正社員型派遣|安定して働ける
登録型の派遣は有期(契約期間が決まっている)雇用なので、派遣先の契約が終わると退職せざるを得ません。
よく耳にする「派遣切り」とはこのことです。
しかし「常用型」は派遣会社の社員なので、別の派遣先を探すことになっても派遣会社との契約は途切れないので安心です。
基準をクリアした安心の職場
未経験の方がスキルアップできる職場で働くために、登録型とは別の基準を設けています。
「教育体制」はもちろん「就業先の規模」など厳しい基準をクリアした企業のみが派遣先になります。
そのため登録型よりも着実にスキルアップができるのが「常用型」なのです。
正社員型派遣|月給制・ボーナスあり
常用型派遣は固定給なので、もし仮に派遣先が決まらなかったとしても給与が下がる心配はありません。
また給与とは別にボーナスもきちんと発生するので、収入面はかなり充実しています。
正社員型派遣各社の給料と想定年収は下記の通りです。
無期雇用派遣 | 給料 (東京) |
ボーナス | 想定年収 (東京) |
---|---|---|---|
キャリレーション | 20万8,000円〜 | 10万円・年2回 | 269万6,000円〜 |
ファンタブル | 20万9,700円〜 | 10万円・年2回 | 271万6,4000円〜 |
ミラエール | 20万円〜 | 14万円・年1回 | 254万円〜 |
キャリアウィンク | 20万円〜 | 10万円・年2回 | 260万円〜 |
エムシャイン | 20万6,000円〜 | 14万円・年1回 | 261万2,000円〜 |
キャリアシード | 21万2,000円〜 | 14万円・年1回 | 268万4,000円〜 |
厚生労働省が発表した『令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況』によると、東京の初任給の平均年収は264万円でした。
新卒社員と同様の給与水準であることがわかりますね。
正社員型派遣|集合研修制度が整っている
一般派遣とは異なり、正社員型派遣で採用されると集合研修が用意されています。
たとえば、マイナビキャリレーションであれば、このような研修がありますよ。
キャリレーションの研修
- 電話対応シミュレーション
- メール対応シミュレーション
- OA研修 など
同期と一緒に研修を受けることができるので、悩みを共有しながら学べるのは安心ですね。
正社員型派遣|大手で働くチャンスがある
新卒採用だと倍率が高く内定獲得のハードルが高い企業でも、派遣だと採用されやすいのです。
派遣会社の信頼で内定GET
就業先と派遣会社の信頼関係があるため、就業に結びつきやすいのです。
そのため就業する企業によっては、正社員よりも派遣の方が「働きたい企業・環境」で仕事ができることもあります。
未経験OKの求人多数
社会人経験がない大卒や短大卒でも、紹介求人は多数あります。
また「未経験OK」の求人は、就業先の教育体制がしっかりしている企業なので安心してスキルアップも。
正社員型派遣|ブラック企業を避けられる
新卒で入社した会社がブラック企業で、数ヶ月で辞めてしまったという話はよく聞きますよね。
ですが派遣で働くと、派遣会社の福利厚生が適用されます。
そのため、ブラック企業で働くことを100%避けることができるのです。
社会保険完備
派遣で働くと派遣会社の社会保険に加入することになります。
雇用保険・健康保険・厚生年金保険・労災保険が完備されているので、安心して働けますね。
制度が整っていない中小企業やベンチャー企業で働くよりも、充実した福利厚生サービスが受けられる可能性もあります。
有給休暇の付与・継続
派遣の勤続年数に応じて、有給休暇が付与されます。
また派遣先が変わっても有給を引継ぐことができる(※)ため、有給使用に焦る必要もありません。
就業先と調整ができれば有給消化をして退職もできるので、最大限に活用できますね。
※派遣会社によって異なる場合もありますので、詳細は派遣登録時に確認しましょう。
派遣会社の正社員|人のキャリアに関われる
人材業界の魅力は、人生の大部分を占める「働くこと」の希望を聞いて実現のサポートができることです。
人材派遣会社は、人材業界の中で最も求職者と長く関わる仕事です。
人材会社 | 広告 | 面談 | 仕事紹介 | 面接 職場見学 |
就業 サポート |
---|---|---|---|---|---|
人材紹介 | あり | あり | あり | あり | なし |
人材派遣 | あり | あり | あり | あり | あり |
人材コンサル | なし | なし | なし | なし | あり |
就職だけや研修だけの付き合いではなく、就業サポートもしたい人はやりがいを感じる仕事ですよ。
派遣会社の正社員|営業力が身に付く
人材派遣会社で働くと、派遣先だけでなく求職者に対しても営業する機会があります。
営業する機会
- 求人ニーズの獲得
- 派遣スタッフの紹介
- 派遣スタッフへの仕事紹介
- 派遣スタッフへ内定を伝える
- 派遣スタッフの契約延長
営業する回数が多いということは、試行錯誤してスキルが身に付くまでの期間が早くなります。
派遣会社の正社員|企画職にも携わるチャンスがある
大手派遣会社であれば、マーケティングからシステムまですべて自社で担当しています。
そのため、営業経験を活かしてコーポレート業務に関わることができますよ。
派遣会社にある部署
- 営業企画部門
- 法務部門
- マーケティング部門
- システム部門 など
営業職だけでなく幅広いキャリアを積みたい人にはおすすめです。
著者も人事異動で未経験からシステムエンジニアになれた
スタッフサービスはシステム部門が社内にあり、コーディネーターからシステムエンジニアへ人事異動しました。
一般的にシステムエンジニアは、プログラマーとしてコーディング経験を積んだ後にキャリアアップできるマネジメント職です。しかし、スタッフサービスの現場で学んだことをシステムに活かせる人材として、システムエンジニアになることができたのです。
このように社内の人事制度が整っていれば、キャリア支援以外にも活躍できる可能性があることもメリットのひとつです。
【タイプ別】新卒・大卒で派遣に就職するには
新卒で派遣に就職するには
一般派遣・紹介予定派遣
- 派遣会社へ無料登録する
- コーディネーターへ希望条件を伝える
- 仕事紹介を受ける
- 職場見学へ参加する
- 就業決定
派遣会社へ無料登録する
まずは派遣会社へ無料登録をしましょう。
オンラインで登録できる派遣会社がほとんどなので、スキマ時間に登録することができますよ。
はじめて派遣登録するなら、このような大手派遣会社がおすすめです。
登録時点では契約関係はないため、他社で内定獲得したり正社員で働くことが決まったりしても放置で問題ありません。
キャリアコンサルタント
なべけん(田邉健)
派遣会社の複数登録は、派遣会社が最もイヤがる対策
つまり仕事を探す人にとっては、「紹介される仕事が増える」や「時給の交渉がしやすくなる」などのメリットばかりです。下記のデータから分かるとおり、派遣スタッフとして活躍している人の多くが4社以上に登録をしていますよ。
まだ登録している派遣会社数が4社未満であれば、仕事のミスマッチや時給などで損をしている可能性もあります。後悔しないためにも、まずは派遣会社への登録からおこないましょう。
おすすめ | 派遣会社 | 公式HP | 稼働者数 | 求人数 | 平均時給 |
---|---|---|---|---|---|
テンプスタッフ (5.0 / 5.0) | 約11万名 | 約62,000件 | 約1,450円 | ||
ランスタッド (4.5 / 5.0) | 約2万人 | 約11,000件 | 約1,450円 | ||
リクルート スタッフィング (4.5 / 5.0) | 約5.5万人 | 約11,000件 | 約1,450円 |
コーディネーターへ希望条件を伝える
登録を申し込んだら電話や面談で希望条件を伝えます。
伝える条件にはこのようなものがありますよ。
希望条件
- 勤務地や通勤時間
- 業種や職種
- 勤務時間・シフト制の有無
- 残業時間
- 時給 など
コーディネーターから質問をされるため、事前に準備することはないので安心してください。
仕事紹介を受ける
希望条件を登録したら、条件にあわせた仕事をメールや電話で紹介されます。
紹介された求人の中で希望にあうものがあればエントリーをしましょう。
すると、社内選考へ進めてもらいますよ。
職場見学へ参加する
社内選考が進むと、派遣先への職場見学に案内されます。
職場見学は面接形式でおこなわれますが、派遣会社の営業担当が同席するので安心してください。
働く上で気になることがあれば、職場見学中に質問をして解消することもできますよ。
就業決定
職場見学の後に、派遣会社と求職者の双方がOKであれば就業決定です。
就業スタート日と条件を再確認して、勤務日になったら働く流れです。
正社員型派遣
- 正社員型派遣へエントリーする
- 説明会・面接へ参加する
- 内定
- 仕事紹介を受ける
- 職場見学に参加する
- 就業決定
正社員型派遣へエントリーする
正社員型派遣は通年採用をおこなっており、公式ページからエントリーできます。
複数の企業に同時エントリーできるため、まずは大手3社にエントリーして比較するのがおすすめです。
ランキング | イメージ | 公式HP | サポート体制 | 月給 | ボーナス |
---|---|---|---|---|---|
マイナビ (5.0 / 5.0) | (5.0 / 5.0) | 16万3,000円 〜20万8,000円 | 年2回 | ||
ファンタブル (4.5 / 5.0) | (4.5 / 5.0) | 18万0,000円 〜20万9,000円 | 年2回 | ||
ミラエール (4.0 / 5.0) | (4.0 / 5.0) | 15万8,000円 〜20万0,000円 | 年1回 |
説明会・面接へ参加する
エントリーした後は説明会の案内が電話やメールで来るため日程調整をして参加します。
面接は企業によって1〜2回が予定されていますよ。
内定
最終選考の後に採用決定した人には内定通知がきます。
企業によっては、面接でそのまま内定通知がされることもあります。
即決できなときには、いつまで回答を待ってもらえるのかを確認してくださいね。
仕事紹介を受ける
内定承諾した後に、実際に働く派遣先が紹介されます。
ただし、紹介されたのみなので、紹介された仕事で働くことが決定しているわけではありません。
職場見学に参加する
紹介された仕事で選考が進むと、職場見学の案内がされます。
派遣先を担当している営業担当が同席で、面接のようなものがおこなわれますよ。
ただし、事前に営業担当との打ち合わせがあるため、準備していくことはありません。
就業決定
職場見学の後に営業担当がOKであれば、派遣先が決定してスタート日から働き始めます。
人材派遣会社の正社員
- エントリーする・仕事紹介を受ける
- 書類選考
- 面接
- 内定
エントリーする・仕事紹介を受ける
求人サイトや就活エージェントから紹介を受けて選考に進みます。
おすすめエージェント
書類選考・適性検査
エントリーをするとエントリーシート(ES)の提出が求められ、自己PRや志望動機を記載したものの提出をします。
また、企業によってはSPIなどの適性検査が設けられており、書類提出した後に受験をすることになります。
面接
書類選考が通過したら、企業から案内された面接に臨みましょう。
企業によって2〜5回の面接が予定されていますよ。
内定
最終選考を経て合格となったら、内々定が通知されるケースが多いです。
他社の選考を取りやめて承諾する人にのみ内定通知が正式にされますよ。
新卒で派遣で働いた人の実態・口コミ
一般派遣|大手企業で働けた
派遣として大手証券会社で勤務。派遣なら、未経験でも新しい業界に飛び込めるチャンスをもらえるのでそれはありがたかった。新卒では入れないような大手企業でも仕事をするチャンスがある。
正社員型派遣|研修やサポートが整っている
女性
未経験でも一般事務を始められることが大きなポイント。自分自身は新卒でしたが、一緒に研修を受けた方には販売職や営業の方もいらっしゃいました。一通りのビジネスマナー、PCスキル研修はやってもらえます。また、派遣先との面談も営業担当の方が対策をしてくれるので未経験でオフィスワークをしたい、面接対策が苦手な方も始めやすいと思います。
派遣会社の正社員|人から感謝される
男性
入社した理由はいろいろありますが、シンプルに「人の役に立ちたい」という思いからです。綺麗事かもしれませんが、私の周りには(特に新卒入社の社員)そういう思いを持った方が多かったです。有期雇用である派遣を扱っているのでどうしても理不尽な思いをすることもありますがた、感謝の言葉をいただくことの方が多かったです。
新卒・大卒の就活で後悔しないポイント
新卒の就活で後悔しないためには
就活の軸を整理する
就活を効率的に進めるためには、就活の軸を整理する必要があります。
企業があっているかどうかを見極める判断軸がないと、「どの企業にエントリーすれば良いのか」や「どの企業の内定承諾をしようか」を迷ってしまいます。
就活の軸には、このような4つの軸(4つのP)があります。
この4つの軸の中で、「あなたが大切にしていることを選ぶ」と「選んだ中で優先順位をつける」を実践しましょう。
すると、求人サイトや就活エージェントで紹介された求人が自分の価値観にあっているのか判断しやすくなりますよ。
面接練習をする
面接では「社会人として働く自覚があるか」をチェックされます。
しかし、学生生活を送っているときには社会人との接点が少なく、そのようなことが重視されているかわからないですよね。
そのため、社会人相手に面接練習をするのがおすすめです。
OB・OG訪問で話を聞く
求人情報を見ていると、他社との違いがわからなくなったことはありませんか。
たしかに、企業が提供している情報は偏っているため、テキストだけでは伝わらないケースが多いです。
より働くイメージをするために、OB・OG訪問を活用して、業界や企業ごとの違いを理解するのがポイントです。
OB・OG訪問をするためには、このような方法を活用しましょう。
OB・OG訪問するには
- キャリアセンターからの紹介
- 部活・サークルの先輩の紹介
- アプリやSNSで依頼する
就活エージェントを活用する
就活の軸の整理や面接練習をするのにハードルが高く感じた人もいるのではないでしょうか。
そのような人は、無料で使える就活エージェントでキャリアアドバイザーからのサポートを受けるのがおすすめです。
就活エージェントを利用すると、このようなサービスを無料で使えますよ。
就活エージェントのサービス
- 就活相談
- 求人紹介
- 企業への推薦
- 面接対策
- ES添削など
もう、やみくも就活は辞めませんか?
重要なのは、「派遣業界があっているか」だけではなく「その企業があなたに合っているか」です。
つまり問題の根本は、「あなたに合う企業の特徴」を知らないことです。
「JobSpring(ジョブスプリング)」なら、あなたに合う企業を見つけてくれて紹介まで受けられますよ。
よくある質問
派遣から正社員に転職できますか?
派遣から正社員に転職した人は多く、実現させることは十分可能です。
ただし、派遣の職歴が数年単位になると、正社員転職のハードルが高くなってしまいます。
正社員へ転職するのであれば、第二新卒と言われるタイミングのうちに転職するのがおすすめですよ。
派遣先で社員登用される可能性はありますか?
派遣先で社員登用される可能性は十分にあります。
一般派遣であっても派遣先によっては社員登用の可能性があり、実際に登用されたケースはありますよ。
また、紹介予定派遣で仕事を探せば、定められた期間の後に双方の合意のもとで社員登用されます。
さらに、正社員型派遣であっても派遣先で社員登用されたケースは多数あります。
派遣は週3日や時短で働くことはできますか?
一般派遣では週3日や短時間勤務の求人が用意されているため、希望の勤務時間で働くことができます。
ただし、短時間勤務や残業少なめの求人は人気で倍率が高いため注意してください。
派遣と正社員どっちの方が給料がいいですか?
正直、新卒入社時点であれば、派遣社員の方が給料が高いことが多いです。
ただし、派遣社員で働くと昇給制度が用意されていないため、昇給が見込みづらいのが事実です。
一方で正社員であれば、昇給制度が整っているため、数年働くと年収が上がるケースがほとんどです。
短期的な給料で判断すると派遣がおすすめですが、長期的な目線で考えると正社員の方が安定性があります。
大手で働けた
女性