こんなことが分かる
- 職場見学ってどのようなものなの?
- 顔合わせの服装は何が好ましい?
- 準備・持参するものはある?
はじめてや急に決まった職場見学の服装に悩んだことはありませんか。
スーツを持っていなかったり、クリーニングに出していたり用意できないこともありますよね。
面接や職場見学のために新しいスーツを買うのも、手が出せない人が多いのではないでしょうか。
実は職場見学はやはりスーツが好ましく、服装・身だしなみによって合格率が変わるほど重要なのです。
この記事では、大手派遣会社で1,000名以上の就業機会に携わっているコーディネーターなべけんが、職場見学の服装や実態について解説いたします。
この記事で分かること
- 顔合わせ・職場見学は派遣の面接
- 職場見学の服装はスーツあるいはオフィスカジュアル
- カバンはビジネスバッグやナイロントートバッグ
派遣の顔合わせ・面接の服装のポイント
服装のポイント
- スーツ or オフィスカジュアル
- ジャケットは黒やグレー・ネイビー
- スーツがないときはシャツやブラウス
- カジュアル指定されたときはカジュアル
- ブランド物の服装を避ける
スーツ or オフィスカジュアルで参加する
顔合わせの参加は、スーツあるいはオフィスカジュアルが好ましいですね。
担当者とはじめて顔をあわせるタイミングなので、第一印象が重要で内定に左右するだけでなく今後の仕事紹介に影響することもあります。
ジャケットは黒やグレー・ネイビー
はじめて顔を合わせる場なので、色味をおさえたものが好ましいですね。またスカートで参加する場合も、短いものは避けるようにしましょう。
黒やグレー・ネイビーなどであれば問題ないです。もし、これらの色のジャケットがないときは事前に営業担当に伝えておくようにしましょう。
スーツがないときはシャツやブラウス
急に職場見学が決まると、スーツがないときもありますよね。
そのときは、色味をおさえたオフィスカジュアルで参加しましょう。
ジャケットがないときには、シャツやブラウスで参加すればOKです。
スーツの用意ができないときも、営業担当に事前に伝えるようにしましょう。
事前に伝えておくと派遣先にも事前に伝えられるので、「なんでスーツじゃないの?」を防ぐことができます。
カジュアル指定されたときはカジュアル
稀にアパレル業界やベンチャー気質のある企業では、ラフな格好での訪問を指定されることもあります。
その場合には、指定通りの服装で訪問するようにしましょう。
ブランド物を避ける
バッグも見た目が派手なものは避けるようにしましょう。
わざわざ顔合わせ用に購入する必要はありませんが、派手なものだと第一印象が変わってしまう可能性もあるので注意が必要ですね。
季節ごとの職場見学の服装のポイント
服装はスーツの方が良いと言っても、夏や冬の服装が気になりますよね。
ここでは季節ごとの意識すべきポイントを解説します。
季節ごとの服装のポイント
- 夏に最適な服装
- 冬に最適な服装
夏に最適な服装
夏はクールビズのイメージが浸透してきましたが、基本的にはジャケット持参で参加することがおすすめです。
ただし、派遣先によってはスーツ着用ではなくても問題ないこともあります。
そのため、事前に当日に同席する営業担当へ服装を細かく確認するようにしましょう。
クールビズで参加OKの場合は、肌を露出しすぎていないかや、インナーが見えないように注意してくださいね。
冬に最適な服装
職場見学に参加するときには、エントランスでアウターやマフラーを外すため基本的には何を着用しても問題ありません。
ただし、コートを持って職場見学へ参加することもあるため、色味が派手なものは避けるようにしましょう。
職場見学の服装の7つのよくある質問・注意点
服装だけでなく身だしなみももちろん重要です。
少し意識するだけでも印象がだいぶ変わりますので、必ず気をつけるようにしましょう。
ここでは最低限気をつけるべきポイントをご紹介いたします。
注意ポイント
- カバンはビジネスバッグ・ナイロントートバッグ
- アイロンがかかったスーツ・シャツを着用する
- 髪をまとめる・ヘアセットする
- 派手なネイルを避ける
- 工場見学ではオフィスカジュアルもOK
- パンツスーツとスカートいずれもOK
- 40代・50代はリクルートスーツを避ける
カバンはビジネスバッグ・ナイロントートバッグ
- 床置きできる
- A4サイズの書類が入る
- リュック
アイロンがかかったスーツ・シャツを着用する
せっかくスーツ・ジャケットで顔合わせに参加しても、シワシワだったら第一印象が台無しになってしまいます。
そのため、あらかじめクリーニングやアイロンをかけたものを着用しましょう。
髪をまとめる・ヘアセットする
髪型も第一印象に大切な清潔感を判断される要因になります。
ボサボサの髪型では第一印象が悪くなってしまうので、髪が長い方はまとめたり男性はセットしたりが必須ですね。
派手なネイルを避ける
派手なネイルをしていると、派遣先企業によってはマイナス印象になってしまうことがあります。
そのため、転職活動中は派手なネイルを避けるようにしましょう。
また、ネイルをした人は派遣先がネイルをしても問題ないかを事前に確認しておくことがおすすめですよ。
工場見学ではオフィスカジュアルもOK
工場の職場見学に参加するときには、スーツだと汚れてしまったり、訪問箇所が多く動きづらいこともあります。
そのときには、派遣会社から「カジュアルな服装でOK」と指定されることもありますよ。
ただし、デニムやTシャツなどのカジュアルすぎる服装だとマイナス印象になることもあるため、色味を抑えたパンツとポロシャツやシャツで参加がおすすめです。
女性はパンツスーツとスカートいずれもOK
女性でスーツ指定をされると、パンツスーツとスカートのどちらが好ましいか気になりますよね。
女性のスーツは特に細かい指定がないためパンツスーツであってもスカートであっても問題ありません。
ただし、スカートの丈が短いとマイナス印象になるため、短いスカートは避けましょう。
40代・50代は職場見学で黒スーツを避ける
40代・50代になると黒スーツを避けるべきと言われています。
避けるべきと言われる理由には、3つが挙げられますよ。
- 実年齢より老けてみられる
- 威圧感を与えてしまう
- ボディラインがはっきりしてしまう
スーツはピシッと着こなして落ち着いた印象を与えるのですが、40代以上になると冠婚葬祭や保護者面談などのイメージがどうしても強くなってしまいます。
派遣先の担当者は年下であることも増えてくるため、威圧感を与えてしまうのです。
そのため、ワンポイントのアクセサリーを取り入れたり、グレーなどやや明るめのスーツを着用がおすすめですよ。
派遣の顔合わせに必要な持ち物
顔合わせにはメモ帳と筆記用具、スマートフォンなどの連絡手段があればOKです。
「履歴書は要らないの?」と感じた方もいると思うので、それぞれ確認してみましょう。
必要な持ち物
- メモ帳・筆記用具
- ポートフォリオ(Web系のみ)
- 履歴書・職務経歴書は要らない
メモ帳・筆記用具
顔合わせで担当者の話を聞くときに、内容をメモするものは用意するようにしましょう。
メモ帳も見た目が派手なものは避けるようにした方が好ましいですね。
ポートフォリオ(Web系のみ)
Webデザイナーなどのクリエイティブ職では、制作に携わった作品集も併せて持参が必要になります。
ただし、このポートフォリオも個人が特定されない範囲のものなので、企業名や個人情報が記載されているものは控えるようにしましょう。
履歴書・職務経歴書は要らない
履歴書や職務経歴書は個人の特定につながるので持参は不要となります。
その代わりに派遣会社がスキルシートという経験をまとめた資料を用意しています。
そのため、自分で経歴に関するものを持参する必要はありません。
顔合わせ・職場見学は「派遣の面接」
ご存知のとおりで、派遣は法律で面接NGとなっています。
では、なぜ法律で禁止されているのに面接が行われているのでしょうか。
顔合わせ・職場見学とは
- 派遣先の回答=派遣元の回答
- 派遣先が複数の候補者を見比べ
派遣先の回答=派遣元の回答
やはり派遣の採用もミスマッチを防ぐためには、正社員・契約社員と同じく内定者の選定が必要になります。
そのため顔合わせで派遣先が就業可否を判断することがあります。
ただしこれも法律でNGなので、派遣先の回答を派遣元の回答として、派遣スタッフへ回答をすることになります。
派遣先が複数の候補者を見比べ
この見比べも面接行為にあたるので法律では禁止されています。
ですが実際に見比べているかどうか派遣会社は判断できないので、このような見比べによる面接が横行しているのです。
募集クローズの理由が分からない
たとえば他社の派遣スタッフで就業が決まっても、派遣先の企業からは「他社のスタッフを採用しました」とは言われないのです。
言われたとしても、メールなどの文章に残っていなければ法律違反かどうかが判断できないのです。
派遣の顔合わせと面接との違い
顔合わせと面接との違い
- 個人情報が伏せられる
- 派遣会社の担当が同席
顔合わせも面接要素があるものの、正社員の面接とは異なります。ここでは2つの違いをチェックしましょう。
個人情報が伏せられる
個人情報の特定をしてしまうと、面接と判断され法律NGになってしまいます。
そのため、個人が特定できる「名前」や「住所」だけでなく「職歴(企業名は勤務年月日が記載されたもの)」も伏せられるのが特徴です。
派遣会社の担当が同席
面接と異なるのは、必ず派遣会社の営業担当が職場見学に同席します。
基本的には営業担当が進行を務めるのでフォローは安心してください。
まとめ:顔合わせは第一印象を大切に
あらためてポイントを整理します。
まとめ
- 服装は色味を抑えたスーツ or オフィスカジュアル
- 「顔合わせ」と「職場見学」は同じ
- 顔合わせは面接のようなもの
- 顔合わせには営業担当が同席
- 今までの経験について質問される
ご紹介したポイントの1つでも意識できると結果が変わってくるはずです。
自分ができることから挑戦してみましょう。
もちろん服装で第一印象を良くすることも大切ですが、そもそも職場見学の合格率をご存知ですか。
職場見学に参加するときは合格率も気になりますよね。
顔合わせで落ちる確率を知らない人はこちらの記事もチェックしましょう。
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